起業ストーリー①安定の中にあった違和感

こんにちは、泉山将馬です。


今日は、僕がスポーツ教室の起業に至るまでの「リアルなマイストーリー」をお届けしたいと思います。

最初にお伝えしておくと、僕は特別な才能があったわけでも、すごい人脈があったわけでもありません。

ただ、「ごく普通の会社員」でした。

それでも、自分の人生を変えたいという思いから、一歩踏み出した。

そのきっかけとなった“ゼロ”の場所、起業前の僕についてお話しします。


体育協会での「安定」からの違和感

僕は大学卒業後、地元の体育協会に就職して、そこで7年間勤めました。

仕事も慣れてきて、生活も安定。

OBの大学サッカー部では外部コーチもしていて、週末はサッカーにも関われる。

一人暮らしをしながら、そこそこ自由な生活を送っていました。


でも、ある時から、ふと頭をよぎるようになったんです。

「このまま、ずっとここで働き続けるんだろうか?」

朝起きて、出勤して、同じ会話をして、同じような業務をして、帰って寝る。

確かに“安定”はあるけれど、その安定の中に成長の兆しが感じられなくて、
「何十年先までこの繰り返しなのか」と思ったとき、とてつもない見えない恐怖に襲われました。


やりたいことがわからない。でも、このままじゃ嫌だ。

「やりたいことをやって生きていきたい」
そう思っていたけれど、何をすればいいのかは全くわからない。

毎日なんとなく仕事をして、帰ってからはYouTubeやSNSを見ながら時間を潰す日々。
漠然としたモヤモヤが、心の中にずっと残っていました。

職場では、いつも同じような会話。
上司の愚痴や会社の不満。
最初は笑って聞いていたけど、だんだんとその空気にも違和感を感じるようになっていきました。


「これだ!」と思えたサンビスカス沖縄との出会い

そんなとき、何気なくネット検索していたときに見つけたのが
“サンビスカス沖縄”という地域スポーツクラブでした。

「スポーツで稼いでいる」
それに衝撃を受けました。

僕の中でスポーツで稼ぐのは、サッカー選手で言えばプロ選手のような一握りの人にしか与えられないものというイメージが勝手にありました。

“スポーツ=ボランティア、稼げない”というイメージが強かったからこそ、
「これだ!」と直感的に思えたんです。

自分のこれまでのサッカー経験、子どもたちと関わるのが好きな自分の性格、
それを活かして“スポーツを仕事にする”未来が、初めてリアルに見えた瞬間でした。


不安しかなかった。でも、やらない後悔はもっと怖い。

とはいえ、会社を辞めて起業するなんて、一大決心。
家族に話すと、賛成してくれたものの、母からは「本当に大丈夫なの?」と心配の声も。

もちろん、僕自身もずっと不安でした。
「もしうまくいかなかったらどうしよう」
「そもそも、スポーツビジネスなんてできるのか…?」

でも、たった一度の人生。
やらないで後悔するより、やって後悔したほうが絶対にいい。
そう自分に言い聞かせて、決心しました。

最初にやったのは、“学ぶこと”

まず始めたのは、徹底的な情報収集。
ネットで調べまくって、出てきたのが「スポビジ大学」でした。

このサイト上でも何度も名前を挙げさせていただいていますが、”宮城哲郎”さんという方が主宰を務めています。

そのスポビジ大学のスタートアップ講座を受講したり、他の教材も購入したりしている中で、宮城さんからあるプログラムの案内がありました。

その名も「クラブ経営サポートプログラム」。

このプログラムは”宮城亮”さんという方に伴奏していただきながらスポーツクラブをイチから作るという内容です。

期間は、6ヶ月間。(サポート期間を入れると1年間)

費用は約50万円。

普通の人が聞くと「めちゃくちゃ高くない?」と感じるかもしれませんが、僕の感覚はそうではありませんでした。

その分以上の結果を出せば良いだけ。

ここで踏み出さなければ、何も変わらない。と、

不安はありつつも、これは“投資”だと信じて、覚悟を決めて飛び込みました。


半年間のプログラムで、“本気”になる

そのプログラムを通じて、「スポーツビジネスで起業する」という目標が自分の中でハッキリしてきました。

そして、プログラムの終盤、12月ごろ

「よし、もうやるしかない」と覚悟を決めました。


実は、「副業感覚で始めながら準備を進めていく」という選択肢もありました。

実際、サポートを受けていた宮城亮さんからも、そんなアドバイスをもらっていました。

でも、僕は「やると決めたらやらないと気が済まない性分」ということもあり。笑

「えい!辞めちゃえ!」って感じで、1月に退職の意向を伝え、3月末の年度いっぱいで退職することにしました。

心の声にしたがってみる!

このように、僕の場合は、

・長い時間かけて計画を練ったわけでもなく、
・何か特別な人脈があったわけでもなく、
・お金が潤沢にあったわけでもなく、

ただただ、心の赴くままに決めたようなものでした。

でも今、思うんです。

“この直感は正解だった”と。

まとめ

こうして、僕の“ゼロ”からの起業人生が始まりました。

今でこそ、スポーツ教室を立ち上げて運営し、多くの子どもたちや保護者の方に関わる日々を送っていますが、スタートは「ただのモヤモヤ」と「ちょっとした違和感」からでした。

もし今、あなたが同じように「このままでいいのか」と感じていたり、
「何か変えたいけど、どうすればいいかわからない」と思っているのなら。

少しでもこの話が、あなたの背中を押せたら嬉しいです。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

総合型地域スポーツクラブ「インボルブ花巻」代表。元団体職員からゼロで起業。子ども向けの運動遊び教室やサッカー教室を中心に、地域に根ざしたスポーツ活動を展開中。0から生徒を集め、1年で30名→2年で80名と教室を着実に成長させ、現在では年間延べ1,000人以上にスポーツの楽しさを届けている。「スポーツを生活の一部に!」をモットーに、“運動を特別なものではなく、日常にあるものへ”という想いを大切に、子どもたちの成長と地域の健康づくりに取り組んでいる。保育園向けに提供している「運動遊びプログラム」も好評で、発育・発達のサポートにも力を入れている。現場経験に基づいたスポーツ教室の運営や集客に関するリアルな情報を発信中。目指すのは、“地域に愛され、続く教室”を全国に広げていくこと。