「優しい人」でいたい。でも「甘い人」にはなりたくない

from 泉山将馬


最近、子どもたちの指導やクラブ運営をしていて考えることがあります。

それは、

優しいと甘いは違う

ということです。

昔の僕は、
優しい人でいたいと思っていました。

できれば嫌われたくない。

相手に気持ちよくいてほしい。

できるだけ傷つけたくない。

そんな気持ちが強かったと思います。

でも最近は、

本当に相手のことを考えるなら、
優しさだけでは足りない場面もあると感じています。

相手のためを思うことは、時に厳しさを伴う

例えば、スポーツ指導。

練習をサボる。

約束を守らない。

仲間を傷つける。

本気で取り組もうとしている子の邪魔をする。

そんな時に、

「まあ、しょうがないよね」

と流すことは簡単です。

その場は丸く収まるかもしれません。

でも、

その子の成長を本気で願うなら、
言うべきことは言わなければいけない

僕はそう思っています。

嫌われたくないは優しさではない

これは自分自身にも言い聞かせていることです。

相手に嫌われたくないから注意しない。

関係が悪くなるのが怖いから見て見ぬふりをする。

これは優しさではなく、
自分を守っているだけかもしれません。

もちろん言い方は大事です。

伝え方も大事です。

でも、
本当に相手のことを考えるなら、
耳の痛いことを伝える勇気も必要だと思います。

クラブ運営でも同じ

クラブ運営をしていると、
全員に好かれることはできません。

ルールを作れば、

窮屈だと感じる人もいる。

線引きをすれば、

厳しいと言われることもある。

でも、
クラブに通う多くの子どもたちが安心して活動できる環境を守ることの方が大切です。

そのためには、
時には判断しなければいけないこともあります。

本当に優しい人とは

僕が思う本当の優しさは、
相手の未来を考えられる人です。

目の前の感情だけではなく、
その人が1年後、3年後、10年後にどうなってほしいか。

そこまで考えて関わること。

だから、

優しい人ほど、

時には厳しいことも言う。

優しい人ほど、

時には嫌われる覚悟を持つ。

そんな気がしています。

それでも、いつも悩む

もちろん、簡単な話ではありません。

どこまで伝えるべきなのか。

どこで見守るべきなのか。

厳しく言うべきなのか。

それとも本人が気付くのを待つべきなのか。

正直、今でも悩むことはあります。

子どもたちとの関わりでも。

スタッフとの関わりでも。

家族との関わりでも。

優しさと甘さの境界線は、とても曖昧です。

だからこそ、

僕は「今、その人がどう思うか」だけではなく、

「この先、その人にどうなってほしいか」を考えるようにしています。

目の前では嫌な思いをさせてしまうかもしれない。

でも、その経験が将来の成長につながることもある。

逆に、
その場の空気を優先して何も言わなかったことで、
成長の機会を奪ってしまうこともある。

だから僕は、

優しい人でありたいとは思います。

でも、

ただ好かれる人になりたいわけではありません。

相手の未来を考えて関われる人でありたい。

そう思っています。

優しさの先にあるもの

優しいと甘い(甘やかす)は一見似ているように思えます。

でも、

その先にある未来は全く違います。

その人に好かれることを優先するのか。

その人の成長を優先するのか。

僕自身もこれから何度も悩むと思います。

それでも、

相手の未来を考えられる人でありたい。

最近はそんなことを考えています。


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この記事を書いた人

サッカー全国大会出場経験を持つ元アスリート。

総合型地域スポーツクラブ「インボルブ花巻」代表。

元団体職員から独立し、地方都市でゼロからスポーツクラブを立ち上げる。
子ども向けの運動教室やサッカースクールを中心に、地域に根ざしたスポーツ活動を展開。

最初の会員は2人からスタート。

試行錯誤を重ねながら教室を成長させ、現在では約100名以上が在籍し、年間延べ1,000人以上にスポーツの楽しさを届けている。

現場での経験をもとに、
「スポーツで食べていく仕組みづくり」をテーマに情報発信を行い、元アスリートのセカンドキャリアやスポーツ起業についてのサポートを行っている。