公式LINEは「連絡ツール」ではなく「教育ツール」として使う

from 泉山将馬


こんにちは。

お盆が明け、慌ただしい毎日が戻ってきましたね〜笑

ということで、早速本題に入ります。


あなたは、スクール運営に公式LINEを使っていますか?

もし使っているとしたら、何のために使っているでしょうか。

休講の連絡。

イベントの案内。

新しいスクールの募集。

体験申込の受付。

僕も以前は、こうした使い方が中心でした。

もちろん、どれも必要な使い方です。

でも今は、公式LINEにも大きな役割があると考えています。

それが、

お客さんとの関係をつくり、自分たちの考え方や商品の必要性を理解してもらう「教育ツール」としての役割です。

例えば、

「なぜ、この練習をするのか?」

「なぜ、この経験が子どもたちに必要なのか?」

「今、子どもたちにどんな課題があるのか?」

こうしたことを、一度だけではなく継続的に届けていく。

体験を申し込んでくれた方には、体験当日までにスクールの考え方を伝える。

既存会員の保護者には、普段のスクールだけでは伝えきれないことを届ける。

こうした使い方ができるのも、公式LINEの良さだと思っています。

ただし、ここで一つ大切なことがあります。

誰に対しても、LINEを使えばいいわけではありません。

僕たちのスクールの場合は、主に子育て世代の保護者とやり取りするため、LINEとの相性が良いと感じています。

でも、提供するサービスやターゲットが変われば、最適なツールも変わります。

メールの方がいいかもしれない。

電話の方がいいかもしれない。

別のツールの方が、お客さんにとって使いやすいかもしれません。

大切なのは、

「LINEを使うこと」ではなく、「お客さんと継続的に接点を持てる場所をつくること」。

その選択肢の一つとして、僕たちは公式LINEを活用しています。

僕自身も以前は「連絡する場所」として使っていた公式LINEを、今はどのようにスクール運営に活用しているのか。

今回は、実際の事例も交えながらお伝えしていきます。

なぜ公式LINEが「教育ツール」になるのか?

前回の記事では「問題教育」についてお伝えしました。

僕が考える問題教育とは、

お客さん自身がまだ気づいていない問題に気づいてもらうこと。

です。

そして、この問題教育を行うために使えるツールの一つが公式LINEです。

Instagramでも問題教育はできます。

ブログでもできます。

もちろん、対面でもできます。

ただ、LINEには大きな特徴があります。

それは、

一度つながったお客さんに、こちらから継続的に情報を届けられること。

です。

Instagramに投稿しても、必ずその人が見てくれるとは限りません。

一度チラシを見てもらっても、こちらからもう一度その人にチラシを届けるのは簡単ではありません。

一方で、公式LINEに登録してもらえば、その後もこちらから接点をつくることができます。

一度伝えて終わりではなく、

何度も情報を届ける。

自分たちの考え方を知ってもらう。

商品の必要性について理解してもらう。

少しずつ信頼関係をつくっていく。

だから僕は、LINEを単なる連絡手段ではなく、

「継続的な接点の中で、自分たちの価値を理解してもらう場所」

として考えるようになりました。

「何をしたか」だけではなく「なぜやるのか」を届ける

例えば、僕が運営している屋内サッカースクールでは、「楽しむこと」を大切にしています。

だからといって、

「楽しくサッカーをしました!」

という活動報告だけをLINEで届けているわけではありません。

時には、

「試合をすることも上達につながる」

ということを伝えます。

なぜ試合をするのか。

普段のスクールとは何が違うのか。

試合だからこそ経験できることは何なのか。

こうした「なぜ?」の部分まで伝えるようにしています。

スクールキャンプを開催するときも同じです。

いきなり、

「スクールキャンプを開催します!」

「参加者募集中です!」

「申込はこちら!」

と募集するだけではありません。

キャンプが近づいてきたら、

なぜ子どもたちにキャンプという経験をしてほしいのか。

親元を離れて過ごすことで、どんな経験ができるのか。

普段のスクールとは違う環境に身を置くことに、どんな意味があるのか。

こうしたことを計画的に伝えていきます。

すると、単なる、

「キャンプという商品があります」

という案内ではなく、

「なぜ、この経験が子どもに必要なのか」

を理解したうえで検討してもらえるようになります。

これも、僕が考えるLINEでの問題教育です。

体験申込後こそ、LINEを活用する

LINEが教育ツールとして活躍するのは、既存会員に対してだけではありません。

僕のクラブでは、体験を申し込んでくれた方にもLINEを活用しています。

以前の記事でもお伝えしましたが、

体験申込が入った=集客終了

ではありません。

むしろ、そこから体験当日までの期間はとても大切です。

僕たちの場合、体験申込が入ってから当日までに、5回〜7回連絡することを仕組みとしています。

もちろん、

「体験日は○月○日です。」

「明日お待ちしています。」

といったリマインドもします。

でも、それだけではありません。

スクールがどんな考え方を大切にしているのか。

なぜ、このような指導をしているのか。

子どもたちにどんな経験をしてほしいと思っているのか。

こうした教育的な内容も届けています。

なぜ、そこまでするのか。

僕は、

体験当日に初めて信頼関係をつくろうとしないため

だと思っています。

初めて参加するスクールです。

保護者も、

「どんなコーチなんだろう。」

「うちの子でも大丈夫かな。」

「どんなスクールなんだろう。」

と少なからず不安があると思います。

何も分からない状態で体験当日を迎えるのと、

事前に何度か情報を受け取り、

スクールの考え方を理解した状態で体験するのとでは、受け取り方も変わります。

LINEは、体験当日までの時間も「関係づくりの時間」に変えてくれます。

体験だけで終わった人も「終わり」ではない

体験に来てもらったからといって、全員が入会するわけではありません。

以前の僕なら、

体験に来る

入会しない

そこで終了

となっていたかもしれません。

でも、LINEでつながっていれば、その後も関係を続けることができます。

今は入会しなかったとしても、

「商品が必要ない人」

とは限りません。

今は曜日が合わなかっただけかもしれない。

子どもがまだ決心できなかっただけかもしれない。

家庭のタイミングが合わなかっただけかもしれない。

つまり、

「今は買わなかった見込み客」

でもあります。

だから僕たちは、体験者専用のLINEも運用しています。

そこで定期的に情報を届けたり、新しいイベントがあれば案内したりする。

一度の体験で関係を終わらせず、その後も接点を持てる状態をつくっています。

これは経営的にも、とても大切なことだと思っています。

せっかく自分たちのスクールに興味を持ってくれた人との関係を、一度の体験だけで終わらせる必要はありません。

既存会員へのLINEは「継続」にもつながる

そして、僕たちは既存会員専用のLINEも運用しています。

ここも役割は少し違います。

すでに入会しているので、

「入会してもらうための教育」

をする必要はありません。

でも、

「なぜ、このクラブに通っているのか」

を理解してもらうことは、その後も大切です。

例えば、同じ週1回のスクールでも、

スクールの日だけ指導して、それ以外は何も連絡がないクラブ。

一方で、

普段から子どもたちの成長について考えるきっかけを届けたり、指導の意図を伝えたり、次に必要な経験について伝えたりするクラブ。

保護者から見たときの印象は変わると思います。

実際の指導だけでは、僕たちが考えていることのすべてを伝えることはできません。

だからこそ、LINEを使って補足する。

そして既存会員だけに情報を届けることで、

「このクラブに入っているからこそ得られる情報」

という特別感もつくることができます。

LINEでの教育は、新規のお客さんに商品を買ってもらうためだけのものではありません。

入会後も自分たちの価値を理解してもらい、長く関係を続けていくためにも使える。

僕はそう考えています。

LINEを「売り込みツール」にしない

ここは気をつけたいところです。

LINEからこちら側が情報を届けられるからといって、

毎回、

「体験募集中です!」

「イベントに申し込んでください!」

「新商品はこちら!」

では、受け取る側も疲れてしまいます。

僕は、

募集ばかり、売り込みばかりにしない

ことは大切だと思っています。

普段から、

役に立つ情報。

新しい気づき。

自分たちが大切にしている考え方。

こうしたものを届ける。

その中で必要なタイミングが来たら、商品を案内する。

前回お伝えした「問題教育」と「セールス」を分けて考えることにもつながります。

また、LINEは比較的気軽に見るツールです。

毎回ものすごく長い文章が送られてくると、読む側も疲れてしまいます。

……と言いながら、僕自身も伝えたいことが多くて、文章が長くなってしまうことは結構ありますが(笑)

だからこそ、

「何を伝えたいのか?」

を一つに絞ることは、僕自身も意識しています。

LINEだけに依存するのも危険

ここまでLINEの良さをお伝えしてきましたが、一つ注意しておきたいことがあります。

それは、

LINEも一つのサービスに過ぎない

ということです。

今は便利に使えています。

でも将来、

サービスの仕様が変わるかもしれない。

料金体系が大きく変わるかもしれない。

今と同じ使い方ができなくなる可能性もあります。

だから、

「公式LINEでつながっているから大丈夫」

と考えすぎない方がいいと思っています。

例えば、

メールアドレス。

電話番号。

申込フォームから取得した連絡先。

など、LINE以外でもお客さんと連絡を取れる情報を持っておく。

これは僕自身も重要だと考えています。

便利なツールは使う。

でも、そのツールだけに経営を依存しない。

LINEを活用することと、LINEに依存することは別です。

長くスクールを経営するのであれば、こうしたリスクも考えておく必要があると思います。

LINEを「送る場所」ではなく「関係をつくる場所」にする

以前の僕にとって、公式LINEは、

休講を連絡する。

イベントを案内する。

募集をする。

体験申込を受け付ける。

そんな「連絡ツール」としての役割が中心でした。

もちろん、今もそうした用途で使っています。

でも、それだけではもったいないと思うようになりました。

なぜ、この指導をしているのか。

なぜ、この経験が必要なのか。

子どもたちに、どんな未来を届けたいのか。

こうしたことを継続的に伝える。

体験前にも伝える。

入会後にも伝える。

そうすることで、LINEは単なる連絡ツールではなくなります。

お客さんとの接点をつくり、自分たちの考え方や商品の価値を少しずつ理解してもらう「教育ツール」になる。

LINEを使っているけれど、

「休講連絡や募集案内くらいしか送っていないな」

という方は、一度考えてみてください。

次の配信で、

「何を伝えるか?」ではなく、「何に気づいてもらいたいか?」

から考えてみる。

そこからLINEの使い方が少し変わってくるかもしれません。


PS 「発信」を集客や経営につなげたい方へ

僕自身、最初からLINEやInstagramを戦略的に使えていたわけではありません。

スクール経営について学び、実践していく中で、

「何を発信するか」だけではなく、「なぜ発信するのか」

を考えるようになりました。

無料メルマガでは、こうした情報発信や問題教育、集客、商品づくりなど、僕自身がスポーツ事業を経営する中で実践していることを発信しています。

スポーツを仕事にしたい方や、スクール経営をもう一段前に進めたい方は、ぜひ読んでみてください。

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この記事を書いた人

サッカー全国大会出場経験を持つ元アスリート。

総合型地域スポーツクラブ「インボルブ花巻」代表。

元団体職員から独立し、地方都市でゼロからスポーツクラブを立ち上げる。
子ども向けの運動教室やサッカースクールを中心に、地域に根ざしたスポーツ活動を展開。

最初の会員は2人からスタート。

試行錯誤を重ねながら教室を成長させ、現在では約100名以上が在籍し、年間延べ1,000人以上にスポーツの楽しさを届けている。

現場での経験をもとに、
「スポーツで食べていく仕組みづくり」をテーマに情報発信を行い、元アスリートのセカンドキャリアやスポーツ起業についてのサポートを行っている。