from 泉山将馬
「スポーツを仕事にしたい。」
そう思っていても、
「地方だから難しいですよね。」
という相談を受けることがあります。
人口が少ない。
子どもの数も減っている。
都会のように人が集まらない。
確かに、その通りです。
地方には地方ならではの課題があります。
でも僕は、
「地方だからスポーツ起業は難しい。」
とは思っていません。
むしろ、地方だからこそ挑戦しやすいこともあると感じています。
今回は、岩手県の地方でスポーツ事業を続けてきた僕が感じてきた、
「地方でスポーツ起業をする」
ということについてお話しします。
地方だから難しいのではなく、「仕事のつくり方」が大切
「地方では人が少ないから成功しない。」
そう考える方は少なくありません。
もちろん、市場規模だけを見れば、都市部の方が有利な面もあります。
でも、僕は一番大切なのは人口ではないと思っています。
「どんな仕事のつくり方をするか。」
です。
例えば、
会員数が増えれば増えるほど売上が伸びる仕事であれば、人口の少ない地域では苦戦するかもしれません。
一方で、
スクールだけではなく、
保育園事業やイベント、スポンサー、地域企業との連携など、複数の収入源を持つ仕事であればどうでしょうか。
人口が少ない地域でも、十分に続けていくことができます。
つまり、
地方が不利なのではなく、地方に合った仕事のつくり方を考えることが大切なのです。
地方には「情報格差」というチャンスがある
僕が地方で活動していて感じる、一番の強みがあります。
それは、
情報格差です。
少し誤解を恐れずに言えば、
全国では当たり前になっている取り組みでも、地方ではまだほとんど知られていないことがあります。
僕自身、保育園事業を始めたときもそうでした。
全国的に見れば珍しい事業ではありません。
でも、地域ではまだ取り組んでいる人が少なかった。
だからこそ、
「そんな方法があるんですね。」
と興味を持っていただく機会が多くありました。
地方は、新しいことが受け入れられない場所ではありません。
むしろ、
「まだ誰もやっていない。」
という状態が残っている地域もあります。
つまり、
ゼロから始める人が、地域の第一人者になれる可能性がある。
これが地方の大きな魅力だと思っています。
人との距離が近いことも地方の強み
地方で起業して良かったと感じることの一つが、
人との距離が近いことです。
一人の方との出会いから、
別の方を紹介していただいたり、
地域の企業や団体につながったり。
都市部と比べると、人とのつながりが仕事につながりやすいと感じています。
もちろん、信頼を積み重ねることは必要です。
ですが、
地域で一つひとつ実績を積み重ねていくことで、
少しずつ応援してくださる方が増えていく。
これは地方ならではの魅力ではないでしょうか。
地方だからこそ、挑戦する人は目立つ
地方では、
スポーツで起業しようと考える人は、都市部に比べるとまだ多くありません。
だからこそ、
新しい挑戦をする人は自然と目立ちます。
もちろん、目立つことだけが目的ではありません。
でも、
「こんな取り組みを始めました。」
「こんな事業をやっています。」
という情報は地域の中で広がりやすく、
そこから新しいご縁が生まれることもあります。
地方では、
「挑戦している人」
そのものが価値になることもあると僕は感じています。
都市部の方が成功するとは限らない
「都市部だったらもっと成功できたと思いますか?」
そう聞かれることがあります。
正直に言うと、
やってみないと分かりません。
都市部には市場があります。
でも、その分ライバルも多い。
新しいスクールも次々と生まれます。
競争も激しいでしょう。
地方には人口の少なさという課題があります。
一方で、
競争が少なく、新しい取り組みが注目されやすいという魅力もあります。
つまり、
どちらが正しいという話ではありません。
それぞれに強みと課題があります。
だからこそ、
「地方だから。」
「都市部だから。」
ではなく、
自分がどんな仕事のつくり方をするか。
そこを考えることが重要だと思っています。
起業することだけが正解ではない
ここで、一つお伝えしたいことがあります。
僕は、
「起業すれば偉い。」
とは全く思っていません。
会社員として地域に貢献する人もいます。
行政でスポーツを支える人もいます。
先生として子どもたちを育てる人もいます。
それぞれ役割が違うだけです。
もし、
「地方だから諦めようかな。」
と相談されたら、僕はこう聞きます。
「本当にやりたいですか?」と。
もし、
「たった一度の人生だから、スポーツを仕事にして挑戦したい。」
そう本気で思っているなら、
ぜひ挑戦してほしいと思います。
でも、
そこまでの覚悟がないのであれば、無理に起業する必要もありません。
大切なのは、
起業することではなく、
自分がどんな人生を送りたいのか。
その答えを持つことだと思っています。
地方には地方の勝ち方がある
地方だからできない。
僕は、そうは思いません。
確かに、人口は少ないかもしれません。
市場も都市部より小さいでしょう。
でも、
地方には、
- 人との距離が近いこと
- 新しい取り組みが広がりやすいこと
- 地域の第一人者になれる可能性があること
など、多くの強みがあります。
そして何より、
仕事のつくり方次第で、地方でも十分にスポーツを仕事にすることはできます。
だから、「地方だから」という理由だけで夢を諦める必要はありません。
あなたが本当に実現したいことは何なのか。
その想いを軸に、地方ならではの強みを活かしたスポーツ事業を考えてみてください。
地方には、地方の勝ち方があります。
PS 昔の僕のように悩んでいる方へ
団体職員として働いていた頃の僕は、
「スポーツを仕事にしたい。」
そう思いながらも、何から始めればいいのか分かりませんでした。
地方だから難しいのかな。
実績がないから無理かな。
そんなことばかり考えていました。
だから今は、当時の僕が知りたかったことを、ブログやメルマガで発信しています。
スポーツ経験を、一生の仕事にしたい。
そんな想いを持つ方のヒントになれば嬉しいです。
